役小角は松の実を常食としていた。
あるとき、山の神(鬼)に対して葛木から金峰山へ石橋を架けるようと云って昼夜、岩石運びの工事を始めたがなかなか進まず、小角が何故、進まないのか?と尋ねると、山の神達が、「それは、一言主の神が、容姿が醜いので昼は休み夜更けに出て働くので遅くなる。」と話した。
これに対して、小角は怒り一言主の神を縛り谷間に押し込めた。
一言主の神はこれを大いに怨み、時の朝廷に「役小角は国家を奪う志あり。」と訴えた。
驚いた朝廷は早速、小角の母を捕えて罪を責めたという。

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